メスキノコBLOG

ぽんこつギャルバンドのメンバーによる ぽんこつな日記・・・ライブinfoなども。。。

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夢の話シリーズ『干潟の家』


目を覚ますと深い緑色に萌える山が目の前にあった。
真緑色の三角の山の下には紺色の湖があった。
車の後部座席で目覚めた私の前を流れる新緑の風景に私の目は冴えてきた。トンネルを越えて、
私たちが降りた場所は、灰色の飛沫を散らしながら進むムツゴロウがいそうな広い広い干潟だった。
反対側には枯れた草ばかりの黄色い畑が広がり、干潟の向こうには目の錯覚を疑うような青い海が見えた。
どろどろとした陽炎が揺らめく不思議な光景にめまいがした。
土埃が舞うあぜ道を進むと一軒の古い木造の家があった。
知り合いと名乗る男は私たちを古い家に招待した。私は知らなかったが私の周りの人達は知り合いのようで
何かもごもごと男と話をしていた。室内は暗くて、湿気にまみれており壁や天井には青カビが生えていて、
とても不気味だった。
一歩進むごとに軋む床は木が所々剥がれていて、同じように一段登るごとにミシミシ鳴る階段を上り私たちは
二階に案内された。
長い階段の途中で男は私たちを止めた。階段の踊り場に小さな蛇口があり、
ホースの先にはシャワーヘッドが付いている。
私たちは順番に並び、服を着たままシャワーで水をかけられた。何かの儀式のようだった。
そしてそのまま濡れた状態で毛布をかけられ、急いで敷いた布団で寝かせられる。
ツンとするカビの匂いに不衛生な毛布、二階のフロアから「このまま泊まろうか」と聞こえた。
嗚呼いやだなぁと思って上を覗くと二階のフロアー奥のトイレの扉がかろうじて見えた。
汚いドアには手のひら位大きな蛾が止まっていて、今夜はトイレは行けないだろうなと考えていた。
それからどれ位の時間が経ったか分からないが私たちは最初に通ったあぜ道を引き返していた。
空は夕焼けで赤く燃えていた。
列の最も後ろを歩く私が気配を感じて振り返るとそこには草むらに隠れて年寄のシスターがジロジロと私たちを見ていた。











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メスキノコ次のライブは3/28武蔵境スタットです
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